猫背姿勢を改善していくために必要なポイント

こんにちは!

メディカルトレーニングコーチの馬場です。

 

今日は上位交差症候群について説明していきます。

はて?

上位交差症候群って何?

・・・

ですよねー

 

 

 

上位交差症候群とは、頭が前に出て背中が丸まった
いわゆる猫背とよばれる姿勢です。

上位交差症候群は日常生活でパソコンの使用や
デスクワークなどの長時間背中を丸めることが多い方がなりやすい姿勢で、

現代人によく見られます。

今や現代病とも言えますね!

 

 

 

この姿勢になると

頭は顎を突き出すように前方に移動し、

肩は前に出て、

背中は丸くなり、

胸は丸みがなくなり凹んで見えるようになります

 

 

 

 

さて、

猫背になるとどんな症状が現れるでしょうか?

・首痛

・肩痛

・腰痛

私は専門が整形外科疾患なので、

その他では調べてみると、こんなのもあるようですよ!

 

脳梗塞、脳出血、逆流性食道炎、自律神経失調症などなど。
猫背の人は、骨が正常な位置にないため、消化器官系の神経を圧迫したり、内臓を圧迫するなど体への負担はとても大きいのです。

 

 

 

 

それでは、猫背を改善するにはどうしたらいいのか?

「姿勢を正す!」

おそらく、これだけでは厳しいでしょう(笑)

 

 

姿勢とは無意識の領域なので、常に意識して行動することは非常に難しいのです。

でもはじめは意識も大事です。

その意識には自分自身の現状に”気づく”ことが必要不可欠。

 

でも、いわゆるいい姿勢を維持するのって結構窮屈ではないですか?

 

なにせ、

・頭は顎を突き出すように前方に移動し、
・肩は前に出て、
・背中は丸くなり、
・胸は丸みがなくなり凹んで見えるようになってしまって

それが当たり前になってしまっているのですから、

その姿勢を無理やりただそうとしても、まー厳しいですね^^

 

 

 

この姿勢は専門的な言葉で言うと、

上位胸椎後弯増強(背中の丸まり)と上位胸郭の下制(凹み)を伴う不良姿勢です。

上位胸郭挙上は下位胸郭の拡張制限によって制限され、

上位胸郭の可動制限は胸椎全体の運動を制限します。

したがって猫背改善は上位胸郭と下位胸郭両方の可動性改善と関節の位置関係の適正化によって達成されます。

さらに、上位胸郭の運動は肩甲骨や鎖骨の可動制限によって著しく阻害されるのです。

その改善には、上記すべての要因に対する治療またはトレーニングをすすめ、

これらを確実に解消することが必須となります。

1つでも問題点が未解決であると

効果は一時的・限定的となり両姿勢の維持は困難なままとなってしまいます。

 

 

 

【まとめ】

猫背姿勢=上位交差症候群の改善には、

上位胸郭を挙上させることが重要。

その為には下位胸郭の横径を拡大させることが必要。

それに合わせて肩甲骨や鎖骨の適正な動きを引き出すことで解消していく。

 

非常に分かりづらいですね^^

「猫背姿勢の改善には胸を張れることが大事で、そのためには肋骨の下の方が息を吸ったときに横に広がるように使えるようになることが重要ということです。
合わせて肩甲骨や鎖骨の動きがしっかりあるようにしていくことで解消していく」

こんな感じですね!
次回は上位胸郭を挙上させるための下位胸郭横径拡大についてお話していきます。
(胸を張るために必要な舌の肋骨の広げ方についてお話ししていきます)

 

 

【セミナー予定】
12月11日(日) リアライメントスリー 終了
12月23日(金) ペルコン / 骨盤アプローチの基礎知識
1月15日(日) リセットスリー
2月12日(日) アドバンストパッケージ勉強会(自主開催)

再受講の方にぜひ聞いてほしい。
学びが深まること間違いなしですよ^^

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『アドバンストパッケージ勉強会の詳細』

日 程:2月12日(日) 10時~17時
受講料:10800円
定 員:8名(4名に満たない場合は中止となります)
内 容:
・各エクササイズでより効果を引き出すコツ
・クライアントの心をつかむ「クライアントありき」のテクニック
・リアライメントスリーとリセットスリーを通しで行う
各パートを効果的に行うためのコツや「クライアントありき」とはどのようなテクニックなのか?(あえてテクニックとしてもお伝えします)など、
最終的にはクライアントの心つかみ、リアライメントからリセットまでを通しでしっかりと行えるようお伝えしていきます。
対象:
・リアライメント&リセットスリーセミナーを受講し、
アドバンスト認定試験を受けようとしている方
・合格したけどうまく活用できていない方
・再確認したい方
アドバンストセミナー受講者が対象となる勉強会です。
申 込:お名前、住所、電話番号、職業を明記の上、

info@karada-plus.com まで返信ください。

 

姿勢作りのカナメ 胸郭を考える

こんにちは。
メディカルトレーニングコーチの馬場大輔です。

 

コアコンディショニングジャーナルの12月号が送られてきました。

今回の特集は

『胸郭』。

ちょうど『胸椎』についてお伝えしようと思っていたので

『胸郭』という枠でお話ししていきますね。

 

 

「胸郭」を整えることは、

メジャーどころで言えば

肩や首、腰などへの負担を軽減してくれます。

 

 

ストレッチポールを使うと、
様々な身体の動きが変わってきますね。

 

 

 

私がコアコンディショニングを行っていく際には

『胸郭』へのアプローチに時間をかけて行っていきます。

コアコンディショニングで組み立てていく際には、

「ヒトの発育発達の再学習をしていく」といった考えがあるからです。

うつ伏せ位がポイントです。

 

 

私たちにとって、

直立で立つ

直立で歩く

ことって非常に大事。

 

 

それは

脊椎動物 『ヒト』 としての基本だからです。

『ヒト』としての基本的な機能が伴ってきていないのが現代。

デスクワークが主体の生活になってから人の姿勢は変わってきましたね。

いわゆる猫背!

日常生活でパソコンの使用や
デスクワークなどの長時間背中を丸めることが多い方がなりやすい姿勢で、

現代人によく見られますね。

今や現代病とも言えます。

 

 

 

この姿勢になると

・頭は顎を突き出すように前方に移動し、

・肩は前に出て、

・背中は丸くなり、

・胸は丸みがなくなり凹んで見えるようになります。

 

こうみていくと

いわゆる猫背姿勢は

上半身にフォーカスしている姿勢です。

 

もちろん全身に姿勢の影響は波及しているので、上半身だけではないのですが

(以前こんな記事も書いたのでご覧になってください! 【姿勢改善のポイント④】~スウェイバック姿勢について~)、

猫背という姿勢の印象は上半身につきるのです。

 

 

 

話がそれてしまいましたが、

コアコンディショニングを行っていく上で、なぜ胸郭に時間をかけているのかというと、

ヒトが生まれてから立って歩くまでの過程を上げていくと、

仰向け位
うつ伏せ位
横向き位
四つ這い位
座位
膝立ち位
立位

※上記の姿勢は前後します。四つ這い位よりも座位が先な子供もいます。

こんな感じとなります。

 

 

コアコンディショニングとはヒトの発育発達過程の再学習をしていくことなので、

生れ落ちたところ、仰向けから再学習していくのです。

多くの方は、うつ伏せで一つの壁にぶち当たります。

 

 

先ほどの猫背の話でも分かるように

姿勢の影響で胸郭の形が変わり、動きに制限が現れてます。

特に胸郭改善の入口である胸椎の伸展、胸郭の挙上制限の影響は大きく、

その制限解消にはうつ伏せ位でのエクササイズが非常に有効だからです。

 

 

 

でも有効ですが、

この動きを引き出すことがなかなか手ごわい。

何せそんなに大きな可動性を持っているということではないからです。

でも地味なエクササイズですが効果は大きく、様々なところに影響します。

 

おいおいエクササイズについてはお話ししていきますね。

 

 

 

さて、そんな重要な『胸郭』ですが、

まずははじめに解剖から説明をしていきます。
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胸郭とは

胸部の外郭をつくる

12の胸椎と

12対24本の肋骨

そして胸骨からなるかご状の骨格です。

心臓・肺などの臓器を支え保護する役割があります。

 

 

胸椎は後彎し

回旋・側屈・屈曲に比較して伸展可動域が小さいのが特徴です。

 

 

胸郭の運動は体幹前面では肋椎関節、後面では肋横突関節と胸肋関節で起こります。

それぞれの関節運動は胸椎の動きに連動し、胸郭全体のカップリングモーションとして起こる。すなわち、体幹前屈時に胸郭は下制し、体幹伸展時に胸郭は挙上する。この動きは上下に胸椎に関節面を持つ第2から第10肋骨において顕著である。

胸郭のアライメントの形成と進行において、利き手・非利き手の存在が影響し、胸郭の歪みをを引き起こします。

 
【ポイント】としては
胸郭には様々な関節がありますが、
胸椎の動きに連動して動いているということです。
言い換えれば胸椎の動きがが悪くなるとその他の関節の動きにも影響してくるということです。

 

 

次回は
猫背と言ったら上位交差症候群。
について解説していきます。

【セミナー予定】
12月11日(日) リアライメントスリー
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・クライアントの心をつかむ「クライアントありき」のテクニック
・リアライメントスリーとリセットスリーを通しで行う
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