テレワーク症候群対策その⑤ 「姿勢を整える」その前に肩こりについて知っておこう

こんにちは。

肩こり知らずの馬場です^^

仕事が基本的に座る時間が少ないこともあって、肩に対する負担が少ないのでしょうか、たまにデスクワークをしていると肩こり部が張る感じがあったります(肩こりじゃんかそれ!といわれそう(笑))。

座り姿勢を変えることで、肩の張りがなくなることが多いです。

姿勢って大事ですね!

今日は姿勢の話のその前に

首痛、肩こりについてお伝えしたいことがたくさんあるので、まとめてみました。

肩こりって案外怖い症状とつながっていることあるんですよね。

 

【テレワーク症候群対策一覧】

①首・腰に負担のかからない座り方をする

②デスクワーク環境の整備

③外に出ること

④運動をすること(活動量を増やす)
その① 
その②

⑤コミュニティに参加すること(2021年1月現在は新型コロナ感染リスクを考慮した活動)

⑥姿勢を整えること、維持できる筋力を身に着けること
その①
その②
その③
その④

 

 

そもそも肩こりってなんでしょうか?

実はいろいろと論文を探していると、肩こりって日本独特の表現なようです。

「肩こり」を英語で検索すると、「Stiff shoulder」とでます。

直訳となると「硬い肩」ですが、

肩というと肩関節を指すので、その手の論文にはたどり着くことができません。

 

ということで、そんな日本の肩こりについて今日は深めていきましょう。

 

肩こりの定義

 

まずは肩こりの定義って何だろうということで上げてみます。

「自覚的に頸部、肩甲上部、肩甲部、肩甲間部に不快感、自発痛、軽い運動痛があり、他覚的にはこれらの筋を触診すると、異常に緊張し、 特定の部位に圧痛点ないしこりを生じているもの。」

引用:肩こりの定義及びメカニズム 明治鍼灸大学東洋医学教室 佐々木和郎

 

「肩こり」は本来疾患名ではなく、首から肩にかけて感じられる筋肉の緊張感や不快感、鈍痛などをさす主観的な症候名である。僧帽筋、菱形筋、棘上筋を中心に、肩甲帯あるいは後頚部の筋群に緊張や、ときには硬結を触知し、また圧痛が存在することもある。生理学的には肩の抗重力筋が緊張・収縮し、疼痛などを伴っている状態である。」

引用:病態と症状の特徴–症候性肩こりは原因が多彩 肩以外の症状聴取を十分に
伊藤 達雄

 

「頸より肩甲部にかけての緊張感(こり感)、重圧感、および鈍痛などの総称」

引用:日本整形外科学会代議員などを対象としたアンケート調査でもっとも多く支持された定義

 

共通の表現として「緊張」という言葉があります。

まとめると

肩周りの圧痛(押しての痛み)、硬結(硬さ)、鈍痛、重さのある症状の総称といったところですね。

 

そなことわかってるよ!・・・ですね。

ではそんな肩こりの原因ってなんでしょうか?

 

肩こりの原因

猫背による不良姿勢、

ストレスなどのメンタルの問題、

だいたいはこんな感じでしょうか?

でも、

原因疾患があり

二次的に肩凝りが起こるということもあるのです。

もしかしたらあなたの肩こりは

他の要因があるかもしれません(おーこわっ)。

では、そんな肩こりを発する原因疾患について解説していきますね。

 

肩こりを発するの原因疾患

 

先日、左の肩が凝って仕方がないという方に施術をしました。

当然その場で症状の改善を図れるのですが、

次にいらっしゃるときには、症状が戻ってしまうということで、

脚から腕から、頭など細かく評価して姿勢や体の使い方などの修正を図っていきましたが、

なかなか根本解決することができずでした。

かみ合わせが以前から悪いということで歯科に行ってもらったところ、

それで肩こりが改善し、

その後も症状は問題ないということでした。

 

原因歯のかみ合わせでした。

 

原因は肩が凝っているところの緊張ではなく、

また姿勢や使い方の問題でなく、歯のかみ合わせだったということです。

 

では、そんな肩こりを発する原因疾患をみていきましょう。

整形外科、循環器、内科、心療内科、眼科、歯科など様々な症状が原因となって肩がこるのですよね。

特に気を付けなければならないのは、循環器の疾病で関連する肩こりです。

心筋梗塞、

狭心症、

解離性大動脈瘤と

命が変わってしまうこともあるのです。

ただの肩こりだと思っていたら、心筋梗塞が原因だった・・・怖いですね。

肩こりを解消しよう!の前に病気を治そう。

デスね。

 

原因がある肩こりは、まずは疾患を改善すること!

それで肩こりの症状が軽減しますので、

しっかりと肩こりの症状を見極めていく必要がありますね^^

見極めといってもどうしたらいいのかわからない、

病院に行ったらいいほうがいいの?とか

分かりませんよね。

次には肩こりを発する原因疾患について解説していきます。

 

危険な肩こりとは

以下にいくつか「可能性」ということで危険な肩こりについてあげてみました。

体を動かすときに息切れしやすくなった場合は、狭心症や心筋梗塞の可能性があります。関連痛といって、肩など心臓とは別の場所に症状を起こすことが少なくありません。特に、肩こりを突然感じて突然消える場合や、胸の締めつけ感を伴う場合は要注意です。

 

目の奥の違和感、吐き気、頭痛や、頭が重く感じる場合は、脳動脈瘤の可能性があります。脳の血管にできたこぶが周りの神経を圧迫するため、こうした症状や肩こりが生じます。

 

朝に手足のこわばり感を自覚されたなら、関節リウマチの可能性があります。

 

上まぶたが黒目の真ん中あたりまでかぶさっている場合は、加齢や長期間のハードコンタクトレンズ使用によって、上まぶたを引き上げる筋力が低下してまぶたが下がる眼けん下垂の可能性があります。この病気は、中高年に多く、視界を確保すべく無理にまぶたを開けようとしたり、首を反らしたりするために肩こりが起こりやすくなります。

 

特に頭痛がある場合は、肩こりによる頭痛を思われがちですが、

脳動脈瘤などの問題もありますので、

心配な場合は病院で調べることも視野に入れる必要がありますね。

 

では、次は原因のわからない肩こりを引き起こす要因について解説していきますね。

原因のわからない肩こりを引き起こす要因

 

先ほどあったように肩こりの原因は、

不良姿勢やストレスなどのメンタルという話をしましたが、その他にもいろいろとあります。

●不良姿勢

●運動不足による筋力低下

●精神的緊張(ストレス)

●素質(家庭環境、性格、生活習慣など)

●過労

●冷え(冬の寒さや、夏の冷房)

 

こう挙げてみると該当するものありませんか?

私はデスクワークによる不良姿勢での肩の張り感を自覚したことくらいですが、

様々な要因で肩に力が入りそうですよね。

 

上記の要因による筋の過度 の使用による血行障害と疲労物質の蓄積によるもの

それが原因疾患のない肩こりに起こっていることとなります。

 

まずは、今持つ肩こりが問題のない肩こりなのか確認をしてください。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

肩こり解消のポイントは、

原因新患の有無、

そして原因のわからない肩こりを改善してみること

この2点です。

 

姿勢や冷暖房などの環境設定は変えられそうですね。

まずは変えられるところから行ってみてください。

次回は姿勢に対してのお話をしていきたいと考えています。

今日もご覧くださいましてありがとうございました^^

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ABOUTこの記事をかいた人

かつてプロボクサーとして、6年間活躍し最高位は日本ライト級6位。 その競技生活において怪我や体の故障を経験し、 どうすれば怪我や故障をしないですむのか、 どうすれば効率的・効果的に体を動かすことができるのか、力を発揮することができるのか考える。 そんな想いから競技生活を終えた後、フィットネスインストラクターに転身後、柔道整復師となり、 接骨院勤務、整形外科勤務を経て、   2007年 『千住大誠接骨院 』 設立   2008年 『R&F Karada+ 』 (カラダプラス/コンディショニング施設)設立 「痛みへの施術」 「トレーニング指導」 「コンディショニング指導」 それぞれの特長を生かした総合的な視点から、必要最適なアプローチを行える体制を確立。 治してもらう・教えてもらうだけのではなく、 まず自分でもやってみようという 簡単で分かりやすい自分でできる”セルフコンディショニング”を一人ひとりに合わせ提案。 そのうえで、専門家としてサポートしていく姿勢をとり、 選手自身とそして選手を応援するトレーナーや家族に、 セルフメコンディショニングにおける考えを伝え、講師としてもサポートするなど幅広く活動している。