ランニングによるハムストリングスの疲れ、硬さの原因と対処法

お仕事でデスクワーク中心のランナーの方が
『ハムストリングス(もも裏の筋肉)が張る』とか
『ハムストリングスが硬い』という訴えをよく聞きます。
単純に『走りすぎている』とか『がんばっている』という問題ではないことが多いと感じている訴えです。
それは、

ハムストリングスに負担のかかってしまう理由があるのです。


『走り方』


の問題もあります。

しかしその前に解決しておかなければならない事があります。
前に進む推進力を産むために
全身を協調させて効果的に後方に蹴る必要があるので、


『股関節を伸ばすこと』
『お尻をより使えるようにすること』


が大切です。
とはいえ

『股関節を伸ばすこと』
=股関節の前側のストレッチ
『お尻をより使えるようにすること』
=お尻の筋トレ

という単純なことではありません。
ストレッチや筋トレを行ってハムストリングスに過度な負担をかけない走り方をしていく、
その前に行っておきたいことがあります。


・鼠径部の癒着
・坐骨周囲の軟部組織(お尻)の癒着
・股関節外転筋群の癒着(今回は説明は割愛します)

 

です。

鼠径部

坐骨周囲の軟部組織(大殿筋)

組織の癒着により、
脚を後ろの送ることが効果的にできず(鼠径部の癒着)、
またお尻をうまく使えず(坐骨周囲の軟部組織(お尻)の癒着)
ハムストリングスに負担をかけてしまっているのです。
これは癒着により
筋肉や皮下組織などがくっついてしまい、
本来持つ円滑な動きを阻害されてしまっているからです。
「意識をすれば上手く動かせるようになる」というものではないのです。

 

🔷なぜそのようになってしまうのか?
原因として考えられることとして「同じ姿勢で座り続ける習慣」があります。

デスクワーク、さらにパソコン業務により集中してお仕事をされているときって姿勢はあまり変えずに行い続けてしまいますよね。
適度に変えられていればまだいいのですが、
この姿勢の特徴として
『股関節を常に曲げている』
『座面が同じ』
ことが、
今回のテーマに繋がります。
でも座っていてはならないということではありませんよ。
座ることによる弊害がある、またその可能性があるということです。

 

 

 

 

🔷対処法

 

くっつき合って本来の動きを制限している組織を開放する(リリース)必要があります。

 

個人差があるのですが、大まかに説明すると

 

後ろへの蹴り出しを制限している「鼠径部」のリリースと

ハムストリングスに負担をかけてうまく働けていない「大殿筋」のリリース(右写真)を行うことで、

 

ハムストリングスへの負担は軽減します。

ここをしっかりと行えると、その後に行うストレッチやマッサージがより効果的になり、セルフケアがより有効になります。

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ABOUTこの記事をかいた人

かつてプロボクサーとして、6年間活躍し最高位は日本ライト級6位。 その競技生活において怪我や体の故障を経験し、 どうすれば怪我や故障をしないですむのか、 どうすれば効率的・効果的に体を動かすことができるのか、力を発揮することができるのか考える。 そんな想いから競技生活を終えた後、フィットネスインストラクターに転身後、柔道整復師となり、 接骨院勤務、整形外科勤務を経て、   2007年 『千住大誠接骨院 』 設立   2008年 『R&F Karada+ 』 (カラダプラス/コンディショニング施設)設立 「痛みへの施術」 「トレーニング指導」 「コンディショニング指導」 それぞれの特長を生かした総合的な視点から、必要最適なアプローチを行える体制を確立。 治してもらう・教えてもらうだけのではなく、 まず自分でもやってみようという 簡単で分かりやすい自分でできる”セルフコンディショニング”を一人ひとりに合わせ提案。 そのうえで、専門家としてサポートしていく姿勢をとり、 選手自身とそして選手を応援するトレーナーや家族に、 セルフメコンディショニングにおける考えを伝え、講師としてもサポートするなど幅広く活動している。