【臨床雑記】ももの裏側が 座ってると痛くなってくる、ソファーでリラックスしているのに痛いなど、坐骨神経の影響による痛み

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―はじめに―
日々臨床で感じていることや思ったことを書き連ねています。あくまでも私個人が体験し考え精査し実感したことです。予めご了承ください。ただ少しでも参考になりお役に立てれば幸いです。
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お尻が、ももの裏側が 座ってると痛くなってくる、ソファーでリラックスしているのに痛いなど坐骨神経の影響による症状についての症例報告。

お尻からもも裏にかけて走行している坐骨神経は
大殿筋の下にある梨状筋の下からでてきて
坐骨の後方を走って
外側のハムストリングス外側からその筋の下に入るようにして走行しています。

坐骨神経の症状に限らず、
神経による症状は骨や軟部組織などの何かしらの圧迫などの
ストレスにさらされることによって出現していきます。

 

坐骨神経がそのようなストレスにさらされる症状として
「梨状筋症候群」というものがあります。
何かしらの原因によって梨状筋が緊張して
その下を通る坐骨神経に圧迫などのストレスを与えてしまうと言われています。

 

梨状筋と坐骨神経や大殿筋と坐骨神経、また坐骨後側など様々なところとの
くっつき合い(癒着)により
坐骨神経にストレスが生じて症状を出現させてしまいます。

 

私は関節の位置関係を整えることによる症状の緩和をまず試みます。

 

坐骨神経にストレスを与えてしまう「梨状筋の緊張」は、
骨盤の関節の位置関係の崩れ・歪みによって生じる可能性があるからです。

 

この関節の位置関係の崩れのポイントは、

 

「仙骨の傾き」です。

 

仙骨が右に傾くと(尾骨が左側に移動)、
仙骨にくっついている右の梨状筋は左側に引っ張られ伸ばされ緊張してしまいます。

 

これにより
過度に緊張してしまっている梨状筋に
坐骨神経は圧迫などのストレスを受け、
また動きの制限が生まれて(癒着)不快な症状となってしまうと考えています。
もちろんこれは私の経験を踏まえた推測です。

 

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【症例】

主訴:座っていると痛い、椅子から立ち上がるときに痛い

痛みが発するところ:腰椎下部、右ももの外側、右のお尻

骨盤のアライメント:立位(閉脚)では左寛骨後傾、前屈にて左右のPSISが開く、後屈にて左右のASISが内側に移動する、仙骨左傾斜

→足を開くことで両寛骨の広がりや左寛骨の後傾が修正される

検査:SLRテスト60度あたりで腰部に痛み(下肢への放散痛なし)、右股関節屈曲(膝屈曲)にて右殿部外側に痛み、パトリックテスト問題なし

施術:大殿筋をめくるようにリリース、坐骨神経と梨状筋、外側ハムストリングスと梨状筋をリリース

これにより座っての不快な症状落ち着きました。

立ち上がり動作に関しては座っている時間にもよるようなので様子を見てもらうことにしました。

これから考えられることとして、

状態としては、坐骨神経の癒着が原因となって坐骨神経に伸長ストレスがかかったものと推測できます。仙骨の傾きを修正し坐骨神経の動きを回復させたことによる症例です。

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最近坐骨神経のくっつき合い(癒着)による症状が多くみられます。

坐骨神経にかかるストレスの違った症例もまたあげさせていただきます。

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ABOUTこの記事をかいた人

かつてプロボクサーとして、6年間活躍し最高位は日本ライト級6位。 その競技生活において怪我や体の故障を経験し、 どうすれば怪我や故障をしないですむのか、 どうすれば効率的・効果的に体を動かすことができるのか、力を発揮することができるのか考える。 そんな想いから競技生活を終えた後、フィットネスインストラクターに転身後、柔道整復師となり、 接骨院勤務、整形外科勤務を経て、   2007年 『千住大誠接骨院 』 設立   2008年 『R&F Karada+ 』 (カラダプラス/コンディショニング施設)設立 「痛みへの施術」 「トレーニング指導」 「コンディショニング指導」 それぞれの特長を生かした総合的な視点から、必要最適なアプローチを行える体制を確立。 治してもらう・教えてもらうだけのではなく、 まず自分でもやってみようという 簡単で分かりやすい自分でできる”セルフコンディショニング”を一人ひとりに合わせ提案。 そのうえで、専門家としてサポートしていく姿勢をとり、 選手自身とそして選手を応援するトレーナーや家族に、 セルフメコンディショニングにおける考えを伝え、講師としてもサポートするなど幅広く活動している。